エピソード

ある日と言ってもつい最近のことなのだが猫の御飯がなくなりそうになった。私がいつも猫まんまを買うディスカウントショップは駅一つ分離れたところにある。このところの暑さに耐えかねた管理人は御飯を買いに行くのを1日1日と伸ばしていたのである。
エピソードの前に1つお話しておかなければならないことがある。猫と御飯の関係についてである。家猫といえど元は野生のルーツを持つ動物である。
猫ははじめて口にしたものには拒否反応を示すという習性を持っている。(拒否反応というのは○○ピー状態です)それが厳しい自然環境を生き残る知恵として野生時代に身に付けた習性なのである。
ですからむやみに御飯を替えたりすることは望ましくないんです。事情がある場合は少しづつ今の御飯にまぜていき1週間くらいかけて慣らしていくと言う具合です。
ですから猫にとっての又飼い主にとっての猫まんまと言うのもは何でもいいと言うわけには行かないんです。ましてや年老いた猫だったらなお更と言う訳です。
そうですそんな大事な物を伸ばし伸ばしにしていたんです。
さてようやく重たい腰を上げ猫まんまを買いに出かけた管理人は思わぬ光景に言葉を失ったのである。無いいつも買う猫まんまがないのであるどうしよう!!
つづく・・・・

エピソード続き

ディスカウントストアーでどうでもいい買い物を済ませた私はまだ迷っていた。なぜならこの辺ではおなじ御飯を売ってるのを見たことがない。しかし最近はよくTVでも宣伝するようになっていたからもしかしたら扱う店も出てきたんじゃないかと・・・希望的な考え方も浮かんできた。
そうここから5分くらいの所にあるホームセンターなら品物も豊富だし万が一なかった時でも戻ってくるのにそんなに大変じゃないから行ってみようかな・・・・。
新たな気持ちで自転車を走らせた管理人にまたしても悲しい光景が目の前に(;´д`)トホホ 「やっぱりない!!しかたないけどあきらめるか・・・」さぁここでまたしても希望的な考えが浮かんでしまった。
それはここから7分くらいいった所にあるスーパーマーケット。そこではペットコーナーがある(3階建ての大きなスーパーだもん)そこなら「売ってるかもしれないわ」というものだ。こうなったらどうしてもいつもの御飯を買いたくなってきた。
そうそうホームセンターではディスカウントストアーで仕方ないけど買おうとしていた御飯とおなじ物があったが100円高くなっていた。そうなるともうここでは買いたくはないのが人の常すぐさま又自転車を走らせスーパーへと向かってしまった。
エスカレーターを駆け足で上がった私の目の前には三度同じ光景が・・・・ははもう笑うしかない。
ホームセンターで100円高くなっていた御飯はここでは280円高くなっている。
しかしもう頑張りも限界だったようである280円高くなった御飯を手にレジへと向かう私には言い訳めいた言葉しか浮かばなかった。
「精一杯頑張ったよね」結果的には無駄な努力かもしれないけどこの暑さの中これだけ頑張るなんて自分でも誉めてあげたいくらいだ。
たかが猫まんまだけどされど猫まんまである。
飼い主にとっても猫自身にとっても大切な物・・・。
それに猫まんまには猫がそのまんまありのままって意味に取れなくもない・・・。
新しく開くHPの名前は猫まんまにしようと思った・・・決定!!。
やっと家路に着いた私は本当ならもうグッタリのはずであるしかしある光景に疲れを忘れて笑ってしまった。
出かけるとき暑さでグッタリしていた我が家のまめちゃんである。
扉を開けると同時に元気におで迎えである(笑)出かける前のあのグッタリした態度から一変である。
そうその秘密は閉め切ったままでお留守番はかわいそうと出かける前に我が家で今年初めて付けた冷房である
「げんきんなヤツ」でもこのちいさな生き物の日々の健康をねがってやまない私です。
END
2001年6月末

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